アラサーって、案外素晴らしい。

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中学生の私に"出る杭は打たれる"と教えてくれた人。

『出る杭は打たれる』


当時中学生の私にそう教えてくれた大人がいた。

その人は、突然にテレビの中にやってきて
(本当は段階があったのかもしれないけど
中学生の私にはそんな風にみえた)
当然のように、自分の考えは正しいと主張しながら
テレビの中の大人たちと言い争いをしていた。


その人がなにを主張して
どんなこと語っていたのかは覚えていないけれど
「俺はこんなに稼いでるぞ!
羨ましかったらこっちにこいよ!」
と誰かを挑発しているようにもみえた。


そんなところが
軽快で気持ちがいいとも思ったし
なぜかものすごく不愉快に思うこともあった。



その人がテレビに出て何かを主張するたびに
誰かをバカにしている気がしたし
自分がバカにされている気にもなった。



ただ、ひとつ言えることは
決して、タレントや歌手でもない
会社の経営者が
ニュースに興味のない小中学生にまで
影響をあたえるような存在になったということ。



出る杭


その人が球団買収に名乗りを上げたとき、
「とことんまで目立ちたがり屋な人だな」
と中学生の私は思った。


テレビの中での立ち居振る舞いも
目立つためのパフォーマンスに見えていた。



どういう流れがあってその人が球団買収を断念したのか
当時の私は全く知らなかったが

その後その人はどこぞのテレビ局の株をたくさん買って
やっぱりその人は目立ちたがり屋で
なにがどうなったか、
大人の事情でその人は捕まってしまった。


結局、突然成り上がったその人は
いろんなことを目立ちたいがためにやろうとして
足元すくわれて捕まってしまった。

出る杭は打たれたのだ。




たまたま手にした本

それから10年近く経って
その人のことはテレビのニュースなんかで
小さく情報をきくことはあった。


あぁ、出所したんだなぁ。
というか、本当に刑務所に入ってたのか。


その人がどうして捕まったのか、とか
その後どうなったのか、なんかは
全く興味がないし
知りもしなかったけれど

たまたま、出所後にその人が出版した本を
手に取って読む機会があった。



正直に言うと、その人へのイメージがかなり変わった。

好きか嫌いか

堀江貴文という人を
好きな人も多いと思うし
嫌いな人も多いと思う。

それは彼がやはり目立つからだと思うし
やっぱり私は堀江さんが好きだとは言えない。


けれども、堀江貴文という人が
どういう思仕事と向き合い
お金と向き合い
どういうものを大切にしているのか。


そこに至るにはどんな経緯があって、
どんなことを考えてきたのか

もちろんそれは、その人の
ほんの人生の一部なんだろうけれど

それに触れられた気がして
とてもおもしろかった。


それと、堀江さんが賢いからなのか
編集者がいいのか
文章や構成もとっても読みやすくて
普段ビジネス本をほとんど読まない私にも
とっても読みやすかったです。

読みやすいといっても
文章が幼稚な感じがしないのも、
よかった点だと個人的にはおもっている。


これを読んだから、
堀江貴文という人を好きになるか
と言われれば恐らく違うだろうけれど

きっとまた、世間を騒がす何かをするんだろうな
と期待させられてしまった。





中学生の私に"出る杭は打たれる"と教えてくれた
堀江貴文という人は
大人になった私に"楽しい何か"を期待させる人でした。

いつか、対談とかしたいなぁー。

堀江貴文さんに
"好きなことして生きていく"ってどういうことですかって
きいてみたい。