なぜあなはた「愛してくれない人」を好きのなるのか
苦しい恋にハマり中の女友だちを、想像してみてください。彼女は「彼女を愛さない男を無意識に自分から選んで、好きになっている」と思いませんか?
そんな書き出しから、本文ははじまります。
数年前に、一年以上片思いしていた相手に振られるとわかっていて、
見事ド派手に自爆をおこして
そりゃもう、目も当てられないようなすさんでた時期に
たまたま見かけて手に取った本。
久々に読み返してみました。
なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)
- 作者: 二村ヒトシ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: 文庫
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ナルシシズムと自己受容がキーワードとして
何度も本文中に登場します。
ナルシシズム→自分への恋
自己受容→自分への愛
一見すれば簡単でありがちなキーワードのようにも感じるけれど
読み進めていきながら恋愛とこのキーワードを絡めると
なるほど、複雑怪奇に感情と感情が
こんがらがっているなと妙に納得しちゃったよ( ゚Д゚)
そうか、だからこんなにも苦しく辛いのだなと理解して
そうしてこんがらかったところが見つけられた感じ。
いままでは、なにが辛くて苦しいのかさえわからず
ただただもがいて、いただけだったのに。
心の穴
恋が次第に息苦しくなっていくのは、相手の存在を使って「自分の心のかけているの部分」を埋めようとしているからなんです。
本文中で、著書はこう語っています。
自分にも相手にも、心に穴があいていて、それは「感情や行動のクセ」だと位置付けています。
その心の穴からは欠点も魅力も湧いてくる、とも。
私の心の穴
私もきっと、心の穴に知らず知らずに落ちたり、つまづいたりしていたんだろうな。
冒頭でも書いたけど、私は一年以上も温めた片思いが
叶わないとわかってから
玉砕にかかったやつだよ(・∀・)
相手が既婚者だったわけでもないよ。
それまでは相手の女友だちとしていい場所にいたと思うんだけど
新しい女性が出てきて
自分がいままで温めていた場所をあっさり取られたので
焦って、思いを打ち明けた、という経緯があったのです。
一年間、彼女ではないけど女友だちの生暖かい場所で
側にいられなくなるくらいなら、こんな関係が続けばいい、
と思っていたのに最悪の形で終わった片思いで、
今では友だちでもなくなってしまって
連絡すら取らなくなってしまったというね。
それに関連して同じグループの友だちとも
完全に疎遠になりました。
えぇ、完全に私が悪いです。
でもね、これも私の心の穴なんだって。
ダメになる直前に、わかっていてつぶしにかかって、
やっぱり自分は誰からも好きになってもらえないって
泣きわめく。
↑これ、私の心の穴
最悪じゃん(・∀・)笑笑
でも、そんなダッメダメな私の心の穴からは
私の魅力も湧いてきていて
そんな私の側にいてくれる友人もいるのです。
そもそも、なんで心に穴があるのか
著書は本文中で心の穴をあけたのは自分の親、や
親代わりに育ててくれた人によってあけられたと明記しています。
悪い親も、普通の親も、いい親も。
みんな、子どもの心に穴をあける。
そういうもんだよ。
って優しく頭をなでてくれます。
↑くれません
もちろん、親の心にも穴があいていて
親もまた、その親に心に穴をあけられたのだ、と。
だから、自分を責める必要もないし
もちろん親を責める必要もないし
子どもを産み育てることを怖がることもないんだよって。
だから、気にすんな!
そんな内容でした(・∀・)
まとめ
最後、すっごいざっくりまとめてしまったけれど
自分の心のクセ、だととらえて
いろんなことを客観的に判断すると
著者が言わんとしてることや
親との関係がみえてくるような感じでした。
読み返して、今の彼氏との接し方も
もう少し彼にとっても自分にとっても
いいようにできるんじゃないかな、と
ふと考えたりしました。
ただね、著者は大人のビデオの監督さんでして
やれ、ヤリチン~とか、セックス~とかが
おおっぴろげに書かれているので
人前では読みづらい!!笑
通勤電車の中で読書される際は、
お気を付けください|д゚)笑
ぽちっとしてほしい。これも心の穴です。←え